制作後記：但馬のペーパークラフト

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2011.04.05
	池田古墳水鳥埴輪 池田古墳の鳥形埴輪の第1次1･4･5･6号、第3次7号埴輪です。 何れも1/4スケールで、A4用紙1枚。パーツは少ないですが小さく、難易度はやや高いようです。 モデリングのため若干デフォルメしており、勿論色も実物と異なります。

2010.06.25

一円電車　其の壱 明延鉱山の一円電車のペーパークラフトです。 2007年の夏に作成開始。休日になると何度も明延に行って、坑道の入り口で涼をとりながら図面を作成したのも いい思い出です。同じ年の冬には客車とトロリー2両などが完成、他の現存車両の試作も概ね終了。 但馬ペーパークラフトシリーズがまだ草案中だった時、第2弾にするというのは早い段階で決めていたのですが、 途中朝来市が商品化されていたので、廃案にしようかどうか、かなり迷いました。ただ、その間に難易度や パンタグラフ･連結を何通りも試作できたので、商品化されているものと棲み分けができていると思います。 スケールは1/50なので、結果的にはそんなに難易度を高く出来ませんでしたが、それでも少し作り難いと思います。 ともあれ一円電車の可愛さを少しでもお伝えできれば幸いです。 今回は客車あおば号(生野銀山所在)の現行版と旧彩色版、客車わかば号(道の駅あさご所在)の現行版と旧彩色版2色です。 他の車両も順次公開予定です。 現在は現存している車両のみを制作しておりますが、古い資料などを見つけたりご提供を頂いたりしているので、 ゆくゆくは待合所や第一浴場などの関連施設、7tトロリーや丸い屋根の客車など、古写真の中の在りし日の明延鉱山の 車両の行き交う姿を再現できれば…などと思っております。 ご協力へ感謝…モニタリング下さった多くの方々、情報などご提供下さった産経新聞社豊岡支局のＴ様

2009.09.20
	達徳会館 達徳会館のペーパークラフトです。 作成開始は2008年11月頃ですが、正味の制作時間は少ないようです。 当初は1/100で作成したものの、最終的には1/150で作成。軒蛇腹を実物よりも少し張り出すようにしてメリハリを付けました。 着色で少し悩んだので、全体的に少しアニメ風になるようにしました。その為、実物と少し色が違います。 型紙にはA4用紙が4枚、説明書には4枚必要です。 土台や壁面は0.15〜0.20mm厚くらいのやや厚みのある紙が安定しますが、一部あまり厚みのある紙が適しない箇所も あります。一部カッターを使用しますが、殆どはさみで作成できます。難易度は低めで、基本的にはただの箱です。 作成にあたり達徳会のA氏より図面や史料を頂きました。有難うございました。

2009.05.20
	但馬ドーム 但馬ドームのペーパークラフトです。 最初の作成は2007年6月で、数枚の画像と、パンフレットの施設内略図、公式サイト内の高さデータから図面を作成し、 数回の作り直しを経て完成。各所にアレンジを加えながら作成したため、スタイルは実物の比率よりも少し背が高く なっているようです。 丁度2008年に但馬ドームが10周年を迎えるという事もあり、サイト開設の目玉の一つにしようと、県立但馬ドームに 使用許可を頂きに行ったのですが、1年以上経った今でも許可を頂けない状態です。 いつの日か公開できる事を信じつつ…

2008.10.05

御崎灯台（余部埼灯台） 香美町にある御崎灯台(余部埼灯台)です。大きさは14m程度ですが、日本一の標高にある灯台として有名です。 以前は標高のほかに光の到達する距離も日本一だったようですが、基準がかわったようで、今は違うようです。 最初に作成したのは少し前なんですが、最近仕事で香住に行った際に細かく写真を撮影し、三面図を作成してから、 作成しなおしました。 この御崎灯台は、既にペーパークラフトを作成＆ネットで配信されている方がいらっしゃるのを最初の作成の最中に 知っていましたが、やはり日本一のものが但馬にあるというので、できるだけ住み分けできるように工夫はしました。 ただ題材が同じなので、やはり似てしまいますので、少し難易度を高めにしました。 A4用紙4枚、説明書には3枚必要です。あまり複雑な形状ではないので難易度はさほど高くないですが、一部細かい部分が あります。やや厚め(0.16〜0.20mm)の紙を使うと綺麗に完成します。

2008.08.05

名草神社三重塔 八鹿町の妙見山にある名草神社三重塔です。国の重要文化財に指定されている、立派な建造物です。 中世の塔らしい、細かい工芸が随所に見られます。このペーパークラフトでは、木鼻や軒下の彫刻は寸法の関係上 省略してありますので、実物をぜひ現地でご覧になって下さい。名草神社は他にも立派な本殿･拝殿、妙見杉、 ザゼンソウの群生などがあり、見所の多い場所です。 ペーパークラフトはA4用紙で12枚、説明書には4枚必要です。難易度はそれほど高めではありませんが、途中とても面倒な 工程があり、作成時間は30時間くらい必要です。塔身が斜めになったり、屋根が少し浮いた感じになる事がありますが、 パーツをきっちりと折って作成する事で解消できます。 2年前くらいから、国道沿いのミニチュアを元に作成を開始、今年になって図面を提供頂き、本格的に作成を開始しました。 尚、その名草神社関連の図面と資料を提供下さったＴ氏に、お礼申し上げます。

2008.07.05

おりゅう灯篭 出石にあるおりゅう灯篭です。木の上に灯篭がのっている特徴的な建物です。 出石では辰鼓楼や出石城と並んで、有名な建物です。 高さがはっきりしないですが、実物が6m程度だと思いますので、スケールは1/40程度、完成後は16cm足らずくらいです。 A4用紙で4枚使用します。やはり0.14〜0.185mm厚の紙が最適で、ピンセットなどがあれば便利です。 全体的には少し難易度が高く、特に木と擬宝珠の部分は更に少し難易度があります。 初めての方には4時間ほどかかるかと思いますが、作り甲斐がありますので、作って頂けると幸いです。 辰鼓楼ペーパークラフトと並行して側面図を作成し始め、以降、全部で4回くらいモデリングを作成。 灯篭と基壇部分は最初から殆ど変化がありませんが、木の土台部分はかなり変更。 最初は筒状に瘤をつけただけでしたが、次にかなりリアルなものを作成。 最終版はパーツの大きさや量の都合で、少し簡素にしたので、やや似程度だと思います。 また、すぐ横にある柳の木も作成していましたが、最終版ではカット。いつかオプションで配布できるとよいですが。 出石は他にも色々と見所が多いので、今後も色々なペーパークラフトを作ってみたいものです。

2008.06.05

辰鼓楼 但馬で一番有名な建造物、出石の辰鼓楼です。但馬のペーパークラフトシリーズを始めるにあたり、絶対に第1弾はコレ！ と決めていました。 3Dモデリングとペーパークラフト制作を始めて間もない頃、練習で作成しては現地に行って確認…を何度も繰り返したものです。 プロトタイプには石垣･堀･出入り口があり、実物と同じ4層に分けていましたが、難易度や紙の枚数を少なくするために 縮小･省略。また石垣と接する箇所は、陰影を強調するために勝手にアレンジし、現在の形状に。 以降、8タイプとEASY版を制作しました。 紙は厚めのマット紙が最適ですが、0.14〜0.17mmくらいの厚みでも十分だと思います。 組み立てる前に、糊しろを色鉛筆で隣接する色に塗ると、ラインが目立たなくなり、組み立て後、隅棟の先端を つまむようにすると、屋根の緩やかな曲線が再現できます。 ホームページの仮開設中に、地元の写真屋さんが商品として販売開始された時には少し焦りましたが、こちらの辰鼓楼も、 お手元に置いて頂ければ幸いです。 P.S. このペーパークラフトのモニタリングをして下さったＮお姉さまとＳお姉さまに感謝。

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